2020年4月
IPhO2023日本大会には、約90の国と地域から450人に及ぶ物理分野で極めて優れた高校生が訪日し、理論と実験の難問に挑戦するとともに、将来、世界で活躍が期待される高校生に、日本の様々な文化・社会に触れて貰い、我が国の良き理解者となって貰いたいと思います。そこで、異文化間の相互理解に寄与し、日本と世界を結ぶ人材、地球的課題に取り組む人材養成を目指している東京外国語大学と、世界と日本を結ぶ架け橋としての使命のもと、国際的相互理解と文化交流の進展に貢献することを目指している国際基督教大学(ICU)が共催団体となり、両大学の学生に、IPhO2023日本(東京)大会に参加する450人の高校生の見学や文化体験の企画立案等のサポートをして貰うことにしています。
国際基督教大学(国際性への使命)
第二次世界大戦後に誕生したICUは、既にその創立の根本理念が、国家の枠にとらわれない立場をめざす大学でした。さまざまな国籍や文化的背景をもつ人々がともに学び、働く、共同生活の場であるICUでは、教職員、学生のすべてが、可能な限り国際性を実現しようとしています。このなかで、多彩な教育観がカリキュラムに反映され、構成員の各人が、文化的差異を超え、独立した人間としての人格的出会いを経験します。共同生活に生じる多くの緊張を体験し、適応していくなかで、学生は新しい世界における生き方を創造し、世界の問題を自己の問題としてとらえることになります。
国際的相互理解や交流を実現する為に欠くことのできないものは語学力であり、ICUでは日英両語により教育を行なっています。また、海外諸大学との交換留学制度をはじめ、世界との多様な交流の場を実現しています。
ICUは、日本にあって、世界と日本を結ぶ架け橋としての使命を自覚し、国際理解と文化交流の進展に貢献することをめざします。