国際物理オリンピック(International Physics Olympiad:IPhO )とは、
大学入学前の青少年を対象とする国際的な科学のコンテストであり、数学、物理、化学、生物学、地学、地理、情報の各分野の国際オリンピックが開催されています。国際物理オリンピック(International Physics Olympiad:IPhO )の第1回大会は、1967年にポーランドで開催されて以来、ほぼ毎年開催され、2023年夏の日本大会で第53回を数えます。
日本は2006年の第36回大会から毎年参加しており、派遣された代表選手たちは優秀な成績を収めています。
(参考) 国際科学技術コンテスト 国際科学オリンピック 小林誠先生 応援メッセージ
IPhO2023 会長・組織委員長のご挨拶
我が国は物理分野において世界を先導する国の一つであり、かつ、既に10年以上にわたって国際物理オリンピックに参加していることから、日本開催を望む声が近年高まっていました。
これを受けて、関係者で検討の上、第53回にあたる2022年の日本大会を開催することとし、その準備を進めて参りました、しかしながら、このたびの新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、2020年に予定されていた第51回リトアニア大会は開催を断念せざるを得なくなりました。
このため、IPhO本部の主導で、第51回リトアニア大会を翌年(2021年)に順延しそれ以降の大会も1年ずつシフトする方向で調整が行われ、各年の開催予定国もこの方針に同意しました。IPhO2022協会としても、文部科学省はじめ関係各機関と協議の上、第53回日本大会を当初予定の2022年から1年シフトして2023年に開催することといたしました。
このように日本大会の開催を1年順延したことに伴い、法人および組織委員会の名称も国際物理オリンピック2023(IPhO2023)に変更して取り組むこととしております。
日本大会の成功に向けて各界からの力強いご支援をお願い申し上げます。
2020年7月1日
国際物理オリンピック2023組織委員会 委員長
略称:IPhO2023 TOKYO JAPAN
日程:2023年7月10日(月)~17日(月)
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
主催: 一般社団法人 国際物理オリンピック2023協会
国際物理オリンピック2023(IPhO2023)組織委員会
後援:文部科学省
共催・スペシャルサポーター:以下のとおり
IPhO2023日本大会の経費を賄うための公的支援と募金などの支援の状況について
多大なご支援を頂いている団体や個人の方々は、本ページ最下部記載のとおりです。
また、スペシャルサポーターには、参加する選手に向けた応援メッセージを伝える機会、大会会場においてサポーター組織を紹介するためのパネル展示や静止画や動画を提供する機会、科学技術体験コーナーを設ける機会などを提供し、本大会の関係者がサポーターへの理解を深めてもらうよう努めています。
スペシャルサポーターからの応援メッセージ
第53回国際物理オリンピックは、Webサイトを開設し、広報活動と募金活動を開始しましたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、1年シフトして、2023年7月の開催になりました。
これまで、企業、自治体、中・高等学校(生徒、教諭、保護者)並びに、マスコミ等の各方面に、幅広く、国際物理オリンピック日本大会の開催の意義や我が国の中学・高校生の物理教育の振興と物理をはじめとする自然科学分野での次世代人材の育成に寄与するための各種活動を知っていただけるように、広報活動に力を注いできました。
日本大会の開催に向けた広報活動の1つとして、このWebサイトを通じて、①何故、物理学に興味をもったか? ②物理学の面白さ・素晴らしさは何処か?等について、これまで、我が国の物理学研究を牽引されてきた先生方と国際物理オリンピック大会参加者OB(当時は高校生)を合わせて、38名の方に「IPhO2023リレーエッセイ」として寄稿して貰いました。難しい学問・教科と思われている物理学を多くの方々に親みを持って身近に感じていただきければ、幸いです。
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